以前からお電話や公式LINEにてお問合せはあったんですよね、ノンジアミンカラーとヘナ。

今までずーっと数年検証をしておりましたが、時間がかかったのは、

「なぜ頭皮が被れるのか」
「なんの成分でかぶれるのか」
「対処法な何通りあるのか」
「色の染まりはどのくらいなのか」

をたくさんの知人に聞いて出向いて自分の白髪を染めてもらったり、サロンが終わってから毛束で検証したり
していて、中々お金を頂くクオリティになるまで時間がかかってしまった為です。

簡単に説明すると、

まず、通常のヘアカラーをすると頭皮が痒くなる、痛くなる事がお悩みの方は、2種類の傷みがあります。

あまり専門用語などは書かない様にしますね😊

①ヘアカラーを頭皮につけた後にピリピリする

➔これは染料かぶれではありません、カラー剤を混ぜた時の反応で頭皮がピリピリする現象です
 だいたいこちらのパターンは塗り終わって10分後くらいにピリピリしなくなる事が多いです。

こちらもいろいろな条件があって、

・当日頭皮をしっかり洗ってしまった
・頭皮をポリポリ掻いてしまった
・元々頭皮にできものがある
・生理中である
・パワーの強いカラー剤を頭皮につけた(ブリーチ、ハイトーンカラー等)

によってもピリピリ来ることがあります。



②ヘアカラーを施術し終わって、次の日に頭皮が痒くなった、または施術中に刺激と気分が悪くなってしまった、またはお肌がただれてしまった。


 こちらの「痒くなった」「頭皮が荒れてしまった」「浸出液がでた」「塗ってない部分の肌が腫れた」などは、染料にかぶれた可能性が高いです。



通常のカラー剤の染料で反応してしまった場合、すぐに洗い流す事と、重篤な状態の場合は医療機関を受診する、ような対応になると思いますので、
以前にこういった感じが少しでも感じてしまった方でご不安な方は染料かぶれが進んでしまう可能性が高いのでカラーを辞める選択肢が一番早い解決法だと思います。


カラー剤には発色する為に「ジアミン」という染料が入っていて、それだけで染まる訳ではありませんが、髪の毛の深部まで深く色が入り、綺麗な発色と時間の経過でも
色が落ちないようになっております。

いろんなカラー剤が発売されていますが、短時間で綺麗な染まりあがり、を実現するにはこういった染料が入っているカラー剤を使用することが必須、当たりまえになって数十年たっております。

少数ではありますが、この染料がお肌に合わない方がいらっしゃいます。その方にご対応出来る様研究をしていた訳でございます。


当店にご来店頂くお客様も白髪を染めたい方が多数来店されます。その中で「綺麗に染める」と「安全に染める」をできる限りしております。

いろいろ対応する事はありまして、

・カウンセリング➔体調、シャンプーをしたかしないかの確認、セルフカラーをしたかしないかの確認

・カラー施術前に頭皮にケアをする(炎症を最初から抑える効果が期待できる商材を頭皮に塗る)

・できるだけ頭皮に付かない様に、かつギリギリから塗るテクニック(カウンセリングにてしっかり頭皮に付ける場合もあります)

・カラー剤を混ぜる順番(割愛しますが、ただ混ぜてる訳ではないんです)

・加温の機械で温めない(温めると反応が強くなります➔早く染まりますが、頭皮も痛くなる可能性があります)

・シャンプー前のしっかり乳化(これをやってないサロンさんもありますが、かなり必要な事です、頭皮からカラー剤が離れやすくなります)

・当たり前ですが、シャワーでしっかりながす(意外とあまり流していない事もあるらしいです)(発色の為に短時間で流す場合もあり)

・頭皮に直接シャンプーを付けない(手で馴染ませて泡状にしてから頭皮につける)

・お流しをしっかりする(これも当たり前ですね、洗剤でお皿を洗って残ってたらいけないですよね)

・アフターケアをする(頭皮がアルカリ性に傾いてる場合があるので弱酸性に戻してあげる)

などなど通常のヘアカラーでもここまでいろいろなこだわりがあるんです。

それでもお肌が痒くなる、腫れてしまう方はこのジアミンをいう染料に触れてはいけない方という事になります。

実際10年ほどサロンを経営しておりますが、当店のお客様で通常のヘアカラーをして、後日病院に行った方や、
カラーを辞めるほどの状態になった方は数名位の確率にはなります。

(そのような状態のお客様は、事前カウンセリングの段階で各対応の説明をさせて頂き、納得されて通常ヘアカラーをしております。後日反応があって、通常ヘアカラーを辞める事で状態が改善したパターンになります)

ここで、いろいろ私が勉強をした結果としては、こちらも簡単にお伝えすると


①「染まり具合」に関してはジアミン染料のカラーにはかなわない➔完全に綺麗に染まりますので、ジアミンの代替染料のカラー剤は確実にそまりは甘いです。
 色の落ちるスピードも速いです。ですが、被れの可能性がかなり低くなります。
(化粧水なども万人すべてかぶれない商品が無いのと一緒で、カラー剤も^被れない万能なカラー剤はありません、ですが、確実に可能性は低くなります)

②ジアミンにかぶれてしまう方は「HC 塩基性染料」という染料で代替する事が多く、被れる可能性はほぼなくなります、そこでジアミン被れよりかぶれない可能性が高い
 染料「フェノール系染料」を色持ちの為に使用するという可能性もあります(こちらは塩基性染料より染まりは良いです)ですが、フェノール系染料とて、被れる可能性が
 ない訳ではありません。

ここまでお伝えすると絶対に被れない物なんてないじゃないか!とお思いになってしまいますよね💦

物事には必ず、絶対はありませんので、事前にこういう情報を表記しておくことによって、お客様と私の信頼関係は築けるとおもっておりますので、絶対にカラーを辞めないといけないとお医者さんに言われていない方は、まだいろいろ可能性があるんですよ、というお話になります。

今回はヘナのお話は参考程度にしておきますが、ヘナ、も草木被れの方は使えませんし、なんでもこれが万能で一番最高、という物はなく、これはこういう条件の方に合う、こちらはまた違う条件の方にあう、今回はこちらを処方していて、何か不満点や心配事があったら、一緒にご相談し、割合を変えてみるとか、時間を増やしてみる、とか、アレをこの位だけ混ぜてみる、とかいろいろやり方がございます。



この前私の白髪ヘアーを友人のサロンで染めてもらいました実験をしました。

ワタクシ、かなりの白髪なんですよね💦

ご常連様は分かってらっしゃると思いますが、いつも帽子をかぶっているので分かりにくいですが、かなりの白髪量なんです。
だいたい、この位の割合ですと、白髪率60%という感じでしょうか、ワタクシ的には特に気にしていないのですが、格好の実験材料ですね。

しかも写真をよーく見て頂くと、毛先は明るく、中間で黒く、根元から10センチくらいの箇所が微妙に染まっている感じが分かりますでしょうか?

いろんなカラー剤で染めてみて、褪色具合も全然違うのでかなりムラになっているんです(笑)

ちょっと説明してみますね

毛先の明るい所➔当店のカラー剤でアッシュブラウンで綺麗に染めて、約3年経過してます。その間に縮毛矯正の薬剤を付けたり、毛先でダメージ具合も
チェックしたりしてますので、薬剤によって色が落ちてるのにも関わらず白髪は染まっていますね。これがジアミン染料の力なんです。しっかり染まり、色落ちが少ない、
3年前から毛先はほぼいじってないので、染料が適度に落ちた、という事です。しかも白髪っぽく白くなってないんですよね。

中間の箇所➔こちらは試してみたかったカラー剤を伸びた分だけ染めました、結果は思っていたより暗く沈んで染まったので、しっかり染まりましたが、挙動が
読めなかったので却下したカラー剤です。

根元から10センチ以降の白髪混じりにそまっている箇所➔こちらはいつぞやのカラー専門店での仕上がりです。専門店がすべてこうなるとは思っていませんが、
染まる時間って結構かかるんですよ、でも回転率を上げないとお得なカラー専門店は利益が出ませんので、ワタクシが思う放置時間ではありませんでしたので、
ちょっと時間が経過したらやはり髪の毛の芯まで染まっていませんでした。

なんとなくですが、ノンジアミンのカラー剤はこちらのカラー専門店の染まり具合に似ている気がします。

染まってないじゃない、とお思いかもしれませんが、

・肌の刺激や被れを抑えて

・ある程度の期間白髪を分かりにくくできる

・時間経過による色落ちがある➔次の色味に変更が効きやすい

と思う事もできますから、これもすべて実験で、何に注力するかで感想はすごく変わってきます。


と、いう事で、頭を真ん中で分けて、

①右側はノンジアミンカラーで毛先までカラー



②左側はフェノール系カラーで毛先までカラー

ラップをして30分、ホッとキャップでほんのり温めてカラーをしてもらいました。

その他いろいろそまり易くするテクニックなどもございますが、施術者側の問題なので、こちらでは割愛させて頂きます。





乾かし終わった結果です。

beforeafter形式でお見せします。


①右側のノンジアミンカラー(HC 塩基性染料)



①左側のフェノール系カラー

という結果になります。


簡単に言うと、

「フェノール系の方が染まる」んですよね

あと、これも写真の条件とかにもよりますが、カメラは肉眼でみるより染まってない様に写ります。

ノンジアミンカラーも実際は白髪を感じないですし、あら捜しとして染まってるか染まってないか、だけをみてしまうんじゃなくて

「ジアミンフリーの条件で白髪をどうやって気にしない毎日を送る方法があるか」を探さないと何にもできなくなってしまいますので
白髪染めヘアカラーの着地点をいろいろなワタクシの説明とお客様の想いを掛け合わせて、一緒に気持ちの良い毎日を送れる
様にする、というのか一番一緒に叶える目標になりますので、そこを間違えなければご納得いただけると思ってます。

いろんな調合パターンもありますし、病院で処方されたお薬を時間の来院の時にお医者さんと相談して、違う物に変えたり、
容量をへらしたり、追加したりするのと同じです😊

ノンジアミンカラーに関しては今後かなり染まり具合が改善されるんじゃないかと思う学びも待っておりますので、

・地肌が痒くてカラーが出来ない

・頭皮の薬害がきになってるけど白髪がきになって仕方がない

・ヘナ以外の選択肢があるんだって知らなかった方

などはとても有効な手立てかと感じます

最後に自撮りでテキトーに撮った感じですが、

ノンジアミンカラー染めて二日後の乾かした感じ

染める前

フェノール系カラーで染めた2日後の朝乾かした感じ

染める前

こんな感じになります。

当店は縮毛矯正やトリートメントだけをしている訳ではないのですが、一番世の中でお悩みな「うねり」を改善する手立てとして
「トリートメント」ではなく「髪質改善縮毛矯正」を得意としておりますのでお勧めしておりますが、

「ヘナ」で縮毛矯正を辞めた方(ヘナは髪の毛を少し硬く引き締める効果がありますのでウネリを少しだけ軽減できます)

も、結局サラサラなあの日を思い出す、、、方もいらっしゃるんです。

なので、ケミカルサラサラ施術(髪質改善矯正)とノンケミカル(ではありませんが頭皮の影響を比較的取り除いた施術)も
できるハイブリッドサロンとして、髪とお肌の安心のお手伝い、できたらいいなと思ってます。

公式LINEから気軽にご相談を

ホームページの公式LINEからかなりお問い合わせがありますが、全員ご来店している訳ではありません(遠方でお悩みの方もいらっしゃいますし)
なので気軽にいつも行っているサロンさんと違う答えや、疑問などももしかしたら解決できるかもしれませんので、

ほんと気軽にLINE下さい✨